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踏み込みすぎない

 今日の1ページは緑区の氷上姉子神社
 熱田神宮関連の神社は、尾張氏が他の氏族を傘下に収める過程で組み込まれたものだろうという、ある種の悲しい予感みたいなものがある。物語として美化されていたとしても、下った側の人たちからすればそんなに単純に割り切れるものではなかっただろう。
 氷上姉子神社についてはちょっと踏み込みすぎて踏み外したかもしれない。書き進めていくうちに最後でちょっと怖くなった。もし、ミヤズヒメとヤマトタケルの恋物語から生まれた神社でなかったとしたらという考えが頭をよぎったとき、これまで自分の中で組み立ててきた熱田神宮と関連神社との構図がすべてひっくり返ってしまう気がしたから。
 分をわきまえることが大事だ。あくまでも神社紹介という基本的なスタンスを保たなくてはいけない。
 そういう意味でも熱田神宮関連の神社というのは危険な存在だ。ある程度の距離を保ってつき合っていく方がいい。
 熱田七社は一応、全部やるつもりではいる。八剣宮と高座結御子神社は必ずやらないといけない。境内摂社の日割御子神社と孫若御子神社(熱田七社には入らない)については今の所ほとんど知識もイメージもない。上知我麻神社、下知我麻神社は、星宮社のところでだいたい書いてしまったから、あまり書くことは残っていないかもしれない。
 なんにしても、一難去ってまた一難といったところだ。ネバー・エンディング・ストーリー。これは終わりなき旅なのか。

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