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権現や明神とは?

 今日の更新は中川区の二女子熊野社二女子白山社
 二社はセットのようなものということで、熊野社の末社である白山社については情報が少なくて詳しいことは分からなかった。
 熊野社の祭神がスサノオというところは全国的に見てどれくらいあるのだろう。イザナミかイザナギだと思っていたので、最初にスサノオと知ったときはすごく意外に感じた。実際はそんなに例外的なことではないのだろうか。

 熊野権現にしろ、白山権現にしろ、神仏習合時代の権現や明神はちょっと分からない。
 現代人の感覚でいうと、神社で祀られている神は『古事記』や『日本書紀』などで描かれる神のことという固定概念に近いものがある。
 もっと素朴な信仰対象である山とか滝とか岩とか木とかを神に見立てる自然崇拝は理解できる。
 仏教についての理解もまったくないわけではない。
 しかし、仏と神が一体化した権現や明神となると、とたんに理解が難しくなる。
 記紀などを読んでいたわけではない古代から中世の人たちは、祭神についてのイメージをどこから得ていたのか。
 書物を読むだけでは分からないそのあたりの感覚をどうやって理解するのかも、今後の課題となる。

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