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あらためて『延喜式』に目を通す

 今日の1ページは緑区の仁位殿社
 現在の外観から二位殿塚と呼ばれた塚を祀っていたのが起源だとは思わない。二位殿塚はいつくらいまで塚としてあったのだろう。近所のお年寄りなら知っているかもしれない。
 左京山駅の駅前も近年大きく様変わりして昔の面影は残っていないような感じだ。
 昭和に撮られた二位殿塚の写真を見ると、今とは全然違っている。
 二位の位階の人を葬った塚という推理は当たっているか外れているか。

 今更な感もあるけど、『延喜式 上』虎尾俊哉(集英社 2000年発行)を図書館で借りてみた。
 1000ページを超えるから短時間でじっくり読むのは無理なのだけど、神社関係のところをざっと目を通している。
 これがなかなか面白い。事細かに決まり事があったことが分かるし、一体そんなことまで誰が決めたんだとも思う。これが平安中期の世の中だったのかとかなり驚きもある。規則ずくめ度合いは現代社会を遙かに超えている。
 それにしても、神名帳はどうして神社名だけだったのだろう。祭神と場所だけでも書いておいてくれたら後世の我々はどれほど助かったことか。
 この本の一番のキモは脚注にあって、神社についての理解を深めるためのヒントがたくさんちりばめられている。そのあたりをこの神社サイト作りにも役立てていければと思っている。

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