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御嶽社(余床町)

御嶽だと思うけど

読み方おんたけーしゃ(?)(よどこちょう)
所在地瀬戸市余床町 地図
創建年不明
旧社格・等級等不明
祭神不明
アクセス瀬戸市コミュニティバス「東曽野農業倉庫バス停」より徒歩約45分
駐車場なし
webサイト
例祭・その他不明
神紋
オススメ度
ブログ記事鳥居があれば神社というわけではない余床町の御嶽社

御嶽だろうと思うけど

 グーグルマップに「御嶽霊神碑」の表記と鳥居マークがあったので行ってみるも、それらしいものは見つからない。
 あきらめて引き返そうと思ったのだけど、もう少し先まで行ってみると鳥居があった。
 地図では県道208号線の右側(南)に御嶽霊神碑となっているのに、鳥居があるのは左側(北)だ。
 これは何だろうと思いつつ階段を登っていくと、その先にもう一基鳥居が建っている。
 わりとちゃんとした神社かなと思う。

 この感じは御嶽だろうなと思う。
 小さい自然石を霊神碑にしていて、小さな石造の祠がある。
 供えられた榊が新しいから、日常的にお世話をしている人がいるようだ。
 それにしても、なんでこんなところにあるんだろうと不思議に思う。
 グーグルマップの御嶽霊神碑はこれのことだろうか。だとしたら、表記されている位置が違っている。

 今昔マップ(1888-1898年)を確認してみると、明治中頃までにはすでに今の県道208号線は通っていることが分かる。
 この道を東に行くと少し先で下半田川と上半田川に分かれるから、江戸時代かそれ以前からあっただろうと思う。
 御嶽の霊神碑が古くからこの場所にあったとすれば、道沿いから少し山に入ったところということになる。
 集落から少し離れたこの場所は、余床の人たちにとってどんな場所だったのだろう。
 何か特別なところだったのか、たまたまここに集めただけなのか。

 史料にもネットにも情報がないため、分かることはほとんどない。
 ちょっとした手掛かりとしては、鳥居に「クリーン開発株式会社建立 平成四年四月吉日」と書かれていることだ。
 この場所の少し南西にクリーン開発の建物と、少し離れた南に排水処理場がある。
 産廃の廃棄処理をする会社のようだ。
 平成4年(1992年)にこの場所全体を作ったのがクリーン開発なのか、鳥居を奉納しただけなのかは分からない。
 ただ、こういった石鳥居は100万円以上するので(運搬費や設置費もかかる)、ちょっとした寄付というレベルではない。
 どういう関わりかは分からないとしかいえない。

 関わりといえば、余床と御嶽との関わりも気になるところだ。
 場所からして余床の集落のものだろうと思う。
 余床では御嶽教が流行っていたのか、もっと古い御嶽信仰があったのか。

 何か情報が得られたら追記します。

作成日 2025.2.23

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