秋葉神社(横井)

江戸時代から横井村にあった秋葉権現

横井秋葉神社

読み方 あきば-じんじゃ(よこい)
所在地 名古屋市中村区横井2丁目47 地図
創建年 不明
社格等  無格社・十五等級
祭神 迦具土大神(かぐつちのおおかみ)
アクセス

・JR関西本線「八田駅」から徒歩約31分
・駐車場 なし

webサイト  
オススメ度

 中村区横井にある秋葉神社。
 小さな規模ながら愛知県神社庁に登録している。
『愛知縣神社名鑑』はこう書いている。
「古くより住民防火の神として崇敬あつく明治5年7月無格社に列せられる」
 創建年は分からないものの、江戸時代に創建された神社であることは間違いなさそうだ。
「無格社に列せられる」という表現が少し気になった。
 郷社や村社に列せられるという表現はあっても無格社に列せられるというのが正しいのかどうか。村社に列せられなかったものを無格社として定めたわけで、列せられたわけではないと思うのだけど。

 近代社格制度は、明治4年(1872年)に定められ、終戦後の昭和21年(1946年)にGHQにより廃止された。
 官社(官幣社・国幣社)、諸社(府県社・郷社・村社)、無格社に分けられ、官社には大中小があった。
 伊勢の神宮は別格として社格はつけられなかった。
 町の神社で馴染みがあるのは県社、郷社、村社の諸社や無格社の方だ。
 入り口の石柱に「村社」と彫られたものが見えるように消してあるを見かけることがあると思うけど、あれは近代社格の名残で、ある種の自己主張のようなものだ。戦後は神社は一律で上下はないという建前になっている。
 無格社だから村社より下とは必ずしも言い切れるものではなく、どの神社を村社、郷社にするかはそれぞれの事情によって決められた部分もあるようだ。一般的には由緒のある古い神社や、氏子の多い神社が村社などとされた。
 明治末の神社合祀政策によって無格社の神社の多くが廃止や合祀とされ、大きく数を減らした。そのことを思うと、無格社でも生き残った神社はそれだけのものがあったという言い方ができる。
 昭和13年(1938年)の調査では、当時の半数の神社(約6万社)は無格社だったそうだ。

 横井は中村区に属しているけど、周辺の中川区の地域とのつながりの方が強かったんじゃないかと思う。愛智郡の西のエリアに当たる。
 このあたりは古い地名が残っているので、かつての村名とおおよその村域を知ることができる。 
 横井村の南には前田村があり、庄内川を挟んだ西が長須ヶ村で、その北が萬場村、長須ヶ村の南が伏屋村といった具合だ。
 横井村の中心の神社は高野宮社で、ここは古い由緒のある神社だ。
『尾張志』には「高野宮神明ノ社」とあり、伊勢の神宮とのゆかりも深い。

 参道は狭いものの奥行きがあり、本社は小さくても立派な秋葉神社だ。

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

江戸時代から横井にあった秋葉さん

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