御嶽神社有松日出講のすぐ隣にある秋葉社。
御嶽神社の末社かと思ったらどうやらそうではなく、有松に昔からあった秋葉社のひとつのようだ。
現在、有松には5つの秋葉社がある。
祇園寺の中、西町長坂道、中町の中町地蔵堂隣、境松(松原)、それとこの東町の秋葉社だ。
それぞれの秋葉社がいつ建てられたのか詳しいことは分からない。
ひとつきっかけになったのは、江戸時代中期の1784年(天明4年)に有松宿が火事で大きな被害を出したことだろう。ほぼ全戸が焼失したと伝わっている。
その後、有松の町は火に強い瓦葺きの屋根やナマコ壁で家や蔵を建て直して、その町並みが今も残っている。
この東町の秋葉社についても詳細は不明だ。調べてもまったく情報がない。
御嶽神社との関係もよく分からない。有松日出講が設立されたのはおそらく明治の終わり頃で、神社となったのはもっと後のことだと思う。戦後のことかもしれない。
鳥居の裏には「開祖源有霊神四十五年祭」・「昭和五十七年四月吉日」と刻まれているので、現在の鳥居が建てられたのは昭和57年ということが分かる。ただし、これが最初の鳥居とは限らないし、鳥居が建つ以前から神社だったということはあり得る。
秋葉社も最初からこの場所にあったとは限らず、どこか別の場所から移した可能性もある。
聞き込み調査をすれば何か分かるかもしれないけど、御嶽神社の人が秋葉社について知っているかどうか。
何か分かれば追記したいけど、あまり期待できそうにない。
作成日 2018.10.30(最終更新日 2019.4.5)
|