不明社(上前津)

どんぐりひろばの片隅で子供たちを見守る

上前津不明社

読み方 ふめい-しゃ(かみまえづ)
所在地 名古屋市中区上前津1丁目11 地図
創建年 不明
社格等 不明
祭神 不明(熱田大神/須佐之男命/迦具土神)
 アクセス

・地下鉄鶴舞線/名城線「上前津駅」から徒歩約5分
・駐車場 なし

webサイト  
オススメ度

 上前津(かみまえづ)1丁目のどんぐりひろばの一角にある小さな神社。
 名前がどこにも書いてなくて残念だと思いつつあちこちを見回していたら重要なヒントが書かれているのを見つけた。社の前に置かれた提灯台にコンセントが3つあって、その横に「津島」「熱田」「秋葉」とマジックで書かれている。笑ってしまったけど親切だ。私としてはありがたかった。
 たぶんこれは、参拝者に向けてではなく、祭りのときに氏子さんが提灯を吊る場所を指定したものなのだと思う。
 おかげで祀られている祭神は分かった。ただ、神社名はやっぱり分からない。正式名があるのかどうか。

 ここは名古屋城下のだいぶ南の方で、白川公園(地図)になっているあたりに寺が密集していて南寺町と呼ばれていた。軍事上の防衛の役割もあり、家康が命じてそうさせた。同じ目的で西と東にもそれぞれ寺町があった。
 第二次大戦末期にそれらの寺は市内各地に移転し、空いた土地は戦後に進駐軍の宿舎「キャッスル・ハイツ」となった。戦後になって米軍から返還され、昭和33年に白川公園になった。
 現在は大須から上前津にかけてに多くの寺院が集まっている。この小神社はそんな地域に鎮座している。
 最初からここにあったわけではないだろう。もともとは屋根神様だったものを降ろしたのか、町内で祀る神社だったか。熱田・津島・秋葉という三社セットは尾張では一番ポピュラーな組み合わせで、屋根神様もこのパターンが多い。
 ちなみに、どんぐりひろばというのはこの公園の固有名詞ではなく、こういった小さな公園の総称としてそう名付けられたものだ。
 公園が都市の土木局などの管轄になっているのに対し、どんぐりひろばは地域と行政が共同で管理しているという違いがある。
 名古屋市内にはけっこうたくさんのどんぐりひろばがあるのだけど、全国的にも都市部に作られているようだ。

 訪れたのは初夏の日差しが強いときだった。この一角は木々が生い茂っていて社に木陰を作っていた。神さんたちが歓声を上げながら遊ぶ子供たちを公園の片隅から見守っているような気がした。

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

上前津不明社の祭神名だけは分かった

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