水神社(日比津)

名前の通り水の神を祀っているのか

日比津水神社

読み方 すい-じんじゃ(ひびつ)
所在地 名古屋市中村区日比津町3丁目13 地図
創建年 不明
社格等 不明
祭神 不明
アクセス

・地下鉄東山線「本陣駅」から徒歩約24分
・駐車場 なし

webサイト  
オススメ度

 水神社は「すい-じんじゃ」と読むのか「みず-じんじゃ」と読むのか。もしかすると、「みずがみ-しゃ」ということもあるか。
 情報が何もなく詳細は不明。
 名前からして水に関係する神社だろうというのは想像がつく。水の神といえば、罔象女神(ミツハノメ)が思い浮かぶ。
『古事記』ではカグツチを生んで陰部に火傷をして苦しんでいるイザナミの尿から生まれたとし(弥都波能売神)、『日本書紀』の一書ではイザナミが死ぬ間際に生まれたとしている。
「ミツハ」の由来は諸説あってはっきりしないのだけど、「罔象」の字を当てていることから龍の姿をした水の精霊のこととする説が個人的にはしっくりくる。
 映画『君の名は。』の主人公、三葉(みつは)はミツハノメから来ていると思う。もうひとりの主人公の瀧が、滝であり龍であることや、三葉の実家が宮水神社であることを考えても、新海誠監督が意識していなかったはずがない。
 ミツハノメを主祭神として祀る神社は名古屋には少ないので、ここがそうだとしたらちょっと嬉しい。

 日比津の地名は、土津(ヒヂツ)から来ているとされる。
 土は正確には点のある圡で、水気のある土=泥のことをいう。泥江と書いて「ひじえ」と読ませるところもある(泥江縣神社を参照)。
 津(ツ)は船着き場や湊を表す言葉で、すぐ北を庄内川が流れていることから、近くに舟の渡し場があったかもしれない。地名がついた頃は、このあたりは湿地帯だっただろうか。
 日々津村の中心的な神社は、古くは土江神社(ひじえじんじゃ)で、江戸時代は白山社だった。
 日々津村にあった天神社は『国内神名帳』に従三位土江天神とあるものなのかそうでないのか、江戸時代にはすでに分からなくなっていたようで、かなり荒廃していたらしい。
『尾張志』は「白山ノ社 村の本居神なり 元禄三年以降十三枚の棟札所蔵」と書いている。
 この白山ノ社は今も白山神社(日比津)として残っている。なかなかいい神社だ。
 八幡社、諏訪社も江戸時代と変わらずにある。

 水神社やそれに当たるような神社は、江戸期の書には載っていない。創建されたのが明治以降のことなのか、小さな祠程度のものだったのか。
 今は公園に一角にあり、もともとこの場所にあったとは思えない。これはまったくの想像なのだけど、もっと北の庄内川の堤防かその近くにあったんじゃないだろうか。水にまつわる神を祀るなら水際が自然だ。
 庄内川は何度も堤防工事をしているし、そのすぐ南にJR東海名古屋車両所が作られているから、元の場所から今の場所に移された可能性は高そうだ。
 社は中央に大きめのものがあり、左右に小さなものがある。
 それらも近所のものを集めて一緒に祀ったものかもしれない。秋葉社と天王社あたりだろうか。

 個人的な感覚ではあるのだけど、水にまつわる神社に心惹かれる。
 誰にでもそういった神社と自分との相性といったものがあるんじゃないかと思う。
 良い相性だけでなく、悪い相性も。

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

 

HOME 中村区

スポンサーリンク
Scroll Up