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秋葉神社(呼続1)

堤防上の秋葉社

呼続1秋葉神社

読み方 あきば-じんじゃ(よびつぎ1)
所在地 名古屋市南区呼続1丁目3-61 地図
創建年 不明
旧社格・等級等 不明
祭神 不明
アクセス 名鉄名古屋本線「呼続駅」から徒歩約6分
駐車場 なし
その他 例祭 12月16日
オススメ度

 呼続は秋葉社が多いところで、迦具土社を入れると5社現存している。ひとつのエリアにこれだけ秋葉社が密集しているのは、熱田の大瀬子一帯と南区の呼続くらいだ。
 熱田の場合は秋葉権現の寺である圓通寺(web)の影響が大きかったのだろう。呼続も距離的にはさほど離れてないからそうかもしれない。あるいは、特別、火に対して備える気持ちが強い土地柄だったのか。

 呼続1の秋葉神社は山崎川堤防の上に鎮座している。対岸の瑞穂区河岸町にも秋葉神社があり、少し上流には迦具土神社(呼続元町)もある。
 この神社の創建年代を予測するのは難しい。江戸時代といえばそうなんだろうし、明治や昭和という可能性も充分考えられる。
 山崎橋が架かっている道がかつての東海道で、山崎川を渡れば熱田の宮宿はもうすぐだ。
 今昔マップの明治中頃(1888-1898年)を見ると、山崎橋を挟んで家が集まっている様子が見てとれる。山崎川のこちら側は山崎村といっていた。
 秋葉社が古いものであれば、山崎村の住人が祀ったものだろう。
 山崎川の護岸工事は昭和に入ってから行われたものだから、もともとこの場所に祀られたとは限らない。
 境内の改修記念碑には昭和10年10月と刻まれている。この場所に初めて祀られたのがそのときかもしれない。
 かつては堤防上に多くの神社が建てられたものけど、近年は堤防神社といったものは少なくなった。堤防の上に道路が通されることになって他に移されたり、洪水対策で堤防下に移動したりした。

 神社入り口に祓詞と神拝詞が印刷された紙が貼ってある。これは珍しい。一般の人で祝詞を読む人は少ないだろうけど、悪いことではない。むしろいいことだと思う。他の神社でも取り入れたらどうだろう。
 祝詞の言葉には良い言霊が宿っているから、参拝者の目にそれが触れることはいいことだ。ある種の結界になりそうでもある。

 

作成日 2017.12.8(最終更新日 2019.8.14)

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

呼続1の秋葉神社は堤防の守り神

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