栄生稲荷社

西区の「さこう」稲荷

栄生稲荷社西鳥居

読み方 さこう-いなり-しゃ
所在地 名古屋市西区栄生町2-20 地図
創建年 不明
社格等  不明
祭神

不明

アクセス

・名鉄名古屋本線「栄生駅」から徒歩約6分
・駐車場 なし

webサイト  
オススメ度

 栄生駅(地図)の北西、感覚でいうと栄生駅の表にある神社。
 栄生駅のすぐそばということで中村区かと思ったら西区だった。
 名古屋の繁華街、栄の地名はここ栄生の村人が店を出したことに由来するという話を六生社のところで書いた。
 かつてここは「さこ」村で、庄内川が砂を運んでできた土地という意味の「砂処」もしくは狭い場所を意味する「狭処」だったのを、めでたい文字の栄を当てて「さこ」村と呼んでいた。
 栄町の方がよく知られるようになったため、栄村は栄町を生んだところということで栄生としたとされる。
 栄生は名古屋の難読地名のひとつとしてよく採りあげられる。名古屋の人間ならたいてい「さこう」と知っていると答えるだろうけど、実はそう単純ではない。
 もともと「さこ」だった呼び名が「さこう」と呼び習わされるようになり、「栄生」の字を当てたことで、なんとなく「さこう」が定着してしまったのだけど、実際は今でも「さこ」が正式な読み方だ。
 しかしそれは、栄生駅の西側にある栄生町の話で、栄生駅の東側にある栄生1から栄生3は「さこう」を正式な読み方としている。
 なので、西区にある栄生駅は「さこう-えき」で、中村区にある名古屋栄生局などは「さこ-きょく」となっている。
 それを厳密に使い分けている人は少ないと思うけど、名古屋の人間なら豆知識として覚えておいて損はないかもしれない。

 前置きが長くなったのには理由がある。
 というのもこの神社についての情報がまったくないため、書くことがないのだ。
 愛知県神社庁への登録はなし。『愛知縣神社名鑑』にも載っていない。『尾張志』にもなく、『寛文村々覚書』にも記録されていないとなると、辿る手がかりがない。
 考えられるのは、江戸後期もしくは明治になって創建されたか、もともと小さな社だったものを昭和に入って社殿を建てて立派にしたといったところだろうか。
 名古屋には独立した稲荷社が少ないので、わりと貴重な存在だ。できればもう少し情報を提供したいところなのだけど、現状、これ以上のものはない。
 先ほどの「さこ」と「さこう」の話でいうと、神社があるのは西区なので「さこう-なりしゃ」が正式名だと思う。

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

栄生稲荷社は栄生駅の表か裏か

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