秋葉神社(伝馬)

境内の浮嶋神社の石碑は何なのか

秋葉神社(伝馬)

読み方 あきば-じんじゃ(てんま)
所在地 名古屋市熱田区伝馬2丁目11 地図
創建年 不明
社格等 不明
祭神 不明(おそらく火之迦具土神)
アクセス

・地下鉄名城線「伝馬町駅」から徒歩約7分
・駐車場 なし

webサイト  
オススメ度

 熱田神宮の南、伝馬町や大瀬子に点在する秋葉社、迦具土社のうちの一社。
 愛知県神社庁に登録していないため詳細は不明。
 東海道から少し南に入ったところで、かつてはこのあたりを精進川が流れていたのではないかと思う。精進川の付け替えでできたのが今の新堀川で、それは秋葉神社からやや離れた東南を流れている。
 古い絵図を見ると、東海道から裁断橋を渡ってすぐ、精進川の南は加藤図書助の館城、羽城が大きく描かれている。秋葉社があったような感じはないのだけどどうなんだろう。
 時代が進むと熱田周辺は干拓で土地が広がって大きく様変わりしたので、ひとつの地図で判断することはできない。
 この秋葉神社が江戸時代創建なのか、明治以降なのかはなんともいえない。別の場所にあったものを昭和になってここに移したという可能性もある。

 境内には「浮嶋神社」と彫られた自然石の石碑が建っている。社はない。
 浮島神社というと、新堀川を渡った東に同名の神社がある(地図)。住所でいうと瑞穂区浮島町になるのだけど、かつては熱田東町字浮島という地名で、熱田エリアだった。
 この浮島神社と伝馬秋葉神社境内にある浮嶋神社の石碑との関係がよく分からない。
 浮島神社は熱田神宮の境外末社だという。
 浮島町はかつて浮島が原と呼ばれていた。洪水のときに民家などが流されてもここだけは浮き上がって水没することがなかったことから名付けられたとされる。
 あるいは、ここは沼地で、潮の満ち引きによって浮島のように見えたことが由来だともいう。
『尾張名所図会』によると、「裁断橋の一町ばかり東に、一堆(たい)の塚山に老松四、五株あり。ここを牟山戸(むさんど)ともいふ。もと社ありて天細女命(あめのうずめのみこと)を祭りしよし、今は廃社となる」とある。
 この廃社になっていたものを明治24年頃再興したのが今の浮島神社らしい。
「裁断橋の一町ばかり東」というのであれば、伝馬秋葉神社のある場所が元地ではない。一町は約109メートルだから、浮島神社があるあたりが旧地だったのだろう。
 ちなみに、浮島神社は熊本など各地にあるようだけど、どこかが総本社でそこから勧請したというたぐいのものではないようだ。

 結局、伝馬秋葉神社についてはほとんど何も分からなかった。火伏せの神として秋葉権現を祀った社が元になっているのだろうと想像するだけだ。
 熱田という土地柄から考えると秋葉山圓通寺地図)と関わりがあることは充分に考えられる。

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

伝馬秋葉神社にある浮嶋神社碑の謎

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