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熱田皇大神宮


名前負けと言えなくもないけれど



熱田皇大神宮

読み方あつた-こうたいじんぐう
所在地名古屋市中区大須1丁目24 地図
創建年不明
旧社格・東急等不明
祭神熱田大神(あつたおおかみ)
アクセス地下鉄鶴舞線「大須観音駅」3番出口から徒歩約6分
駐車場 なし
その他 
オススメ度

 熱田皇大神宮というから、何か由緒ありげで立派な神社を想像したのだけど、現地に着いてもそれらしい神社がいっこうに見当たらない。地図でいうと確かにここなんだけどなぁと、西大須公園や大須小学校のあたりをうろつき回ってようやく見つけたときは、申し訳ないけどガクッときた。
 西大須公園の北に建っているマンションの脇を奥に入っていった駐輪場の横にある小さな神社がそれだったからだ。正直、なんだこりゃ、と思った。
 鳥居に架かる額を見ると、中央に熱田皇大神宮、左右に秋葉神社、津嶋神社とある。これは典型的な屋根神様の組み合わせだ。社の規模を見ても、もともと屋根神様だったのを地上に降ろして祀ることになった神社かもしれない。



 皇大神宮(こうたいじんぐう)は伊勢の神宮(web)の内宮の正式名だ。外宮は豊受大神宮(とようけだいじんぐう)という。
 この熱田皇大神宮は、熱田の皇大神宮ではなく、熱田神宮(web)のことをいってるはずだ。正式名というわけではなく、より丁寧な言い方として熱田皇大神宮ということがある。
 熱田神宮で扱っている神札の特大大麻には熱田皇大神宮とあり、大大麻は熱田大神宮、小中は熱田神宮と差別化を図っている。
 なので、かつて祀っていたときの熱田皇大神宮の神札をそのまま神社名としたということだろうか。
 長野県の朝日村にも熱田皇大神宮があったらしい(現在は熱田神社と改称)。
 ということで、主祭神は熱田大神でいいと思う。津島と秋葉も一緒に祀られているなら、スサノオとカグツチだ。
 創建時期については何ともいえない。江戸時代とはちょっと考えにくいから、明治か大正か、昭和に入ってからという可能性もある。
 もとからここにあったのか、他から移されてきたのかなど、詳しいことは不明だ。


 熱田、津島、秋葉の組み合わせで祀っている小さな神社はたくさんある。尾張地方特有のものといっていいのではないだろうか。
 名古屋総鎮守は若宮八幡社だけど、名古屋人の心の中心はやはり熱田神宮だ。左右に疫病除けと火事除けの神を組み合わせて祀るというのは、収まりのいい組み合わせといえる。
 なんならお伊勢さんも入れたいところではあるけど、四柱というのはちょっと収まりが悪い。ひとつ増やして五柱では多すぎるし、津島か秋葉の代わりにお伊勢さんを入れるとバランスが悪くなる。
 過去にはそんな試行錯誤もあったんじゃないかと思う。結果、一番しっくり来たのが熱田、津島、秋葉の組み合わせだったのだろう。
 ここはちゃんとお世話をしている人もいるようだし、当面は安泰といえそうだ。




作成日 2017.8.3(最終更新日 2019.3.10)


ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

しぶとく生き残ることが大事、熱田皇大神宮

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