これも神社の新しいスタイルか ![]() | |
| 読み方 | あきば-じんじゃ(よびつぎ3 こうみんかん) |
| 所在地 | 名古屋市南区呼続3丁目14-17 地図 |
| 創建年 | 不明 |
| 旧社格・等級等 | 不明 |
| 祭神 | 迦具土神(カグツチ) |
| アクセス | 地下鉄桜通線「桜本町駅」から徒歩約5分 名鉄名古屋本線「桜駅」から徒歩約3分 |
| 駐車場 | なし |
| 祭礼・その他 | 例祭 12月16日 |
| 神紋 | |
| オススメ度 | * |
| ブログ記事(現身日和【うつせみびより】) 公民館の2階テラスに乗った呼続3秋葉神社 | |
地図を頼りに、たぶんこのへんのはずだと思いながら探していると、その神社は思いがけない場所にあった。
あ! あんなところに!
視点の高さだけで神社を探していても見つからないことがある。神社はときに見上げる先にあったりする。
それにしてもここは、なかなかに衝撃的なロケーションにある神社として印象に残る。
『南区の神社を巡る』によると、平成4年(1992年)に公民館の改修工事が行われたのにともなって現在地に遷座したとある。
ということは、それまでは別の場所にあったということなのだろう。公民館を改修するときにテラスに神社を乗せるための改築も行ったということらしい。
明治から昭和にかけて、名古屋や岐阜県の東濃地区で、個人宅の屋根の上に社を置いて神様を祀る屋根神様という風習があった。今でもそれは少し残っているのだけど、ここの場合はそれとは違う。
屋根神様は多くの場合、維持できずに廃社にしたり、地上に降ろして町内で祀るようになったりしたのに対して、ここはおそらく地上にあった秋葉社を公民館の上に乗せたという、いわば時代に逆行したものだ。いや、あるいはこれが神社の新たなスタイルとして今後増えていくのだろうか。
中村区豊幡町の秋葉社は公民館の中に納められていた。
公民館のすぐ東には名鉄名古屋本線の線路が通っていて、近くには桜駅がある。踏切待ちのときなどにふとこの神社が目に入ることもあるんじゃないだろうか。気づいたら車中遙拝でもしておくといいかもしれない。
神社のあり様というのは思っている以上に多様で、決まりはあってないようなものだ。21世紀が進み22世紀になった頃には現代の我々の想像も及ばないようなスタイルになっているかもしれない。なるべく長生きして神社の行く末を見守りたいと思う。
作成日 2018.3.7(最終更新日 2025.11.8)

