不明社(戸田3)

古い歴史のある土地柄と関係あるのかないのか

戸田3不明社

読み方 ふめい-しゃ(とだ3)
所在地 名古屋市中川区戸田3丁目 地図
創建年 不明
社格等 不明
祭神 不明
アクセス

・JR関西本線「戸田駅」から徒歩約12分
・駐車場 なし

webサイト  
オススメ度

 戸田消防団詰所の隣にある小さな神社。名前を記したものはどこにもなく、どんな神を祀っているのかを知る手がかりも見つけられなかった。
 消防団の隣なら火伏せの神であるカグツチを祀る秋葉社がふさわしいけど、このあたりは戸田の中心地で寺院が集まっている場所だから、もしかするとそちら関係の社かもしれない。
 神社の西には浄賢寺、太平寺、西照寺、法然寺、寶泉寺があり、戸田川を挟んだ東には浄栄寺がある。
 戸田は5つの番割に分けられており、それぞれの氏神として八幡社天神社鈴宮社白山社神明社がある。それらを総称して戸田五社と呼んでいる。
 平安時代末に成立した富田荘があった地区で、この寺院密集地区がその中心だったようだ。
 神社がある通りは戸田を南北に流れる戸田川と平行しており、ここがかつてのメインの通りだったのだろう。
 戸田は尾張一の米どころで、戸田米はブランド米だった。供米田という地名は米を供していたことから名付けられたとされる。
 戸田(とだ)は富田(とみだ)が略されたものというのが一般的な説となっている。
 その他、桑や漆などを育てるために田を与えることを戸田といい、そこから来ているという説や、湿地のことを土田といいそこから転じたという説を『なごやの町名』では紹介している。
 戸田は醸造業が盛んな地でもあった。醸造に適した良質な米が穫れ、木曽川水系の豊富な伏流水に恵まれ、ここで作った酒やみりんを戸田川を使って運んでいた。
 創業1771年の常盤醸造やみりんの糀富、末廣味醂醸造などが今も続いている。
 神社の並びにある飴松なども昔からの和菓子屋で、古い歴史を物語っている。

 このような地域の歴史を紐解いてみると、名前も分からない小さな神社がいわくありげで重要な神社に思えてくる。実際にそうかもしれないし違うかもしれない。昭和になって建てられた秋葉社かもしれない。
 社名も祭神も分からないからあれこれ思いを巡らせて楽しむことができるということはあるのだけど、やはり名前くらいは書いておいて欲しいと思う。通りすがりとはいえ神社を参拝するときに相手が誰か分からないと挨拶にも困るから。

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

戸田3丁目の不明社は秋葉か鎮守かそれ以外か

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