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秋葉神社(松池町3)

大切にされている秋葉神社

松池町3秋葉神社

読み方 あきば-じんじゃ(まついけ-ちょう3)
所在地 名古屋市南区松池町3丁目11 地図
創建年 不明
旧社格・等級等 不明
祭神 迦具土神(かぐつちのかみ)
アクセス 名鉄名古屋本線「本笠寺駅」から徒歩約7分
駐車場 なし
その他 例祭 10月第2土曜日?
オススメ度

 松城町1丁目にある秋葉神社と同じく、昭和10年代に出征兵士を送るために建てられた神社のようだ。残された家族や関係者はこの神社に無事の帰還を願っただろう。祈る対象がカグツチ神と意識していたかどうかは分からない。時代感覚としてどうして秋葉社だったのかも、理解できない部分がある。
 この神社について分かることは少ない。『南区の神社を巡る』も、創建は昭和10年代だろうとするくらいで、それ以上の情報は得られなかったようだ。

 神社のある松池町は、昭和9年に笠松町・呼続町の各一部より成立した。
 旧戸部村にあった新池の池と、笠松町の字名だった松本の松を組み合わせたものとされる。
 新池は戸部城(松本城)の濠跡を利用して灌漑用に造った溜め池だった。
 今昔マップの明治中頃(1888-1898年)から1920年(大正9年)にかけての地図では池が描かれている。1932年(昭和7年)の地図では池は姿を消している。昭和4年頃に笠寺の区画整理が行われ、そのとき消滅した。
 松本の地名は戸部城の別名の松本城から来ている。

 社には新鮮な榊をはじめ、たくさんの果物や野菜が供えられていた。祀る目的が変わっても、変わらない人の心や願いはある。
 神社を建てることよりも守ることの方が難しい。ここはきちんとお世話をしているのが伝わってきた。
 秋葉社は総じて大事にされているところが多い。それだけ人の暮らしの身近にある神社といえるだろう。

 

作成日 2018.3.9(最終更新日 2019.8.24)

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お供え物がたくさん松池町3秋葉神社

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