石神社(中村本町)

石仏が神社になることもある

中村本町石神社

読み方 いしがみ-しゃ(なかむらほんまち)
所在地 名古屋市中村区中村本町3丁目44 地図
創建年 不明
社格等 不明
祭神 倉稲魂命(うがのみたまのみこと)
アクセス

・地下鉄東山線「中村公園駅」から徒歩約12分
・駐車場 なし

webサイト  
オススメ度

 最初、「石-神社」だと思っていたのだけど、創立のエピソードを知ったら「石神-社」だろうと思い直した。
 ここは石に関する神社ではなく、石神に関する神社だからだ。

 農夫が荷物を載せてで出掛けるときに、釣り合いを取るために道ばたの石仏を荷物と一緒に大八車に積んでいき、帰りに捨て置いていったのを別の人間が祀るようになったのがこの神社の始まりなのだとか。
 少し違う話として、石仏を大八車に載せたところまでは同じで、ある場所まで来たとき大八車が動かなくなり、石仏を捨てたというのもある。
 今でも「石佛」と呼ばれているというから、まったくの作り話ではなさそうだ。
 場所はもともとここではなく、何度か移されているという。かつては村の入り口にあったというのだけど、その村というのは下中村のことだろうか。
 現在は、下中八幡宮地図)の飛地境内神社という扱いになっている。

 境内の説明板によると、創祀から約300年くらいで、昔から子供の熱病(オコリ病)の平癒に霊験あらたかとされたのだとか。
 300年前というと江戸時代中期ということになるのだけど、この神社に当たるようなものは江戸期の書では見つけられなかった。
 祭神のウカノミタマ(倉稲魂命/宇迦之御魂神)は食物神で、伏見稲荷大社の主祭神ということもあり、稲荷社で祀られることが多い。 
 この石神社の祭神をウカノミタマとしたのは近年のことだろう。創祀が実際に江戸時代だったとしたら、明治になるまでは石佛であり石神であって、具体的な神の名前はなかっただろうと思う。
 石神社というから、民間信仰のミシャクジ系統かと思っていたらそうではなく、石仏から来ていたとは想像がつかなかった。けっこう珍しいパターンだと思う。

 個人的な感想として、この神社はとてもいい気を発しているように感じられた。なんか知らないけど好きだなと思った。

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

素朴で温かみがある中村本町石神社

HOME 中村区

スポンサーリンク
Scroll Up