不明社(菊住)

堤防の神様だと思うけど

菊住不明社

読み方 ふめい-しゃ(きくすみ)
所在地 名古屋市南区菊住1丁目1 地図
創建年 不明
社格等 不明
祭神 不明
アクセス

・地下鉄名城線/桜通線「新瑞橋駅」から徒歩約5分
・名鉄名古屋本線「呼続駅」から徒歩約6分
・駐車場 なし

webサイト  
オススメ度

 名前がまったく分からないので不明社としておく。新瑞橋から呼続大橋にかけて川沿い堤防に秋葉社系列の神社が点在しているので、そのひとつと考えられる。ただし、ここも秋葉社とは決めつけられない。
 このあたり一帯の山崎川沿いの小さな神社に関して、『なごやの町名』(名古屋市計画局)の菊住一・二丁目の項に書かれていることがひとつヒントになる。
 それによると、山崎川は護岸工事されるまでは河原も広く、葦(あし)が生い茂るような自然の景観が残されていて、よく氾濫も起こしていたそうだ。そのため、堤防が切れないようにとの願いを込めて両岸の各地区が社を祀ったのだという。
 現在それらの神社は秋葉神社とされているけど、もともとは水の神を祀っていたかもしれない。そこに町内にあった秋葉社を合祀したという格好だろうか。

 菊住の地名の由来について、南隣の桜に対して秋の花である菊をつけることにして、ここにあった住友電工の住を組み合わせて付けたという説と、山崎川沿いにあった酒造会社「菊の世」から名付けられたという説を紹介している。
 ここは笠寺台地の北の縁で、かつてはきれいな湧き水が豊富に出たため酒造りに適した地だったという。明治から昭和20年代後半まで酒造りが行われていたというのも今となっては意外に感じられる。
 住友電工名古屋製作所は、2004年(平成16年)に閉鎖となり、その跡地にイオンモールができている。土地汚染問題で2007年の予定が延び、2010年にオープンとなった(2016年にリニューアルオープンしている)。
 住友電工が去り、たくさんあった社宅は分譲住宅となり、このあたりもここ10年で大きく変わったのだろう。戦前、戦後からずっとこの地に暮らしてきた人たちにとって、町の移り変わりはどう映っているのだろう。

 神社は家屋と家屋の間にこそっと収まっている。間口は狭いものの、奥行きは一軒家と同じ程度あるのでわりと深い。
 社は大小二社並んでいる。土地の歴史を考えると、水神様と秋葉社といったところだろうか。神明社かもしれない。
 せめて、神社名と祭神をどこかに書いておいてくれると助かるのだけど。
 不明社を不明のままにしておくのは気分的に落ち着かないので、継続調査とする。何か分かれば追記したい。

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

南区菊住の堤防神社は名前も不明

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