津島社(露橋)

お堂の中の津島さんと秋葉さん

津島社(露橋)

読み方 つしま-しゃ(つゆはし)
所在地 名古屋市中川区露橋 地図
創建年 不明
社格等 不明
祭神 不明
 アクセス

・名鉄名古屋本線「山王駅」から徒歩約10分
・駐車場 なし

webサイト  
オススメ度

 地図上の津島神社を目指して細い道を入っていくと、目的の場所にあったのが小さなお堂のような建物だった。
 津島神社ってこれのこと?
 半信半疑で車を降りて確かめに近づくと、お堂の上に手書きで「秋葉神社 津島神社」と書かれた木札が貼ってある。どうやら間違いないようだ。

 お堂は賽銭を入れるための小さな穴が空いている以外、完全に閉じていて中を見ることができない。
 物置小屋のようなプレハブの建物が横にくっついている。
 横や後ろに回り込んでみても中の状況は一切分からない。
 ホントかよ、と思う。
 とりあえず賽銭を入れ、参拝を済ませ、写真を撮った。
 この後、我らがサルタヒコ号に悲劇が起きることになり、ある意味忘れがたい印象を残す神社となった。

 神社があるのは、かつて露橋村だったところだ。露橋の由来についてはよく分からない。津田正生も『尾張国地名考』の中で、「地名に露・霜・雨・雪のたぐひは稀(まれ)なり」と書くだけで調べがつかなかったようだ。
 マイタウン(愛知の本専門古書店)さんは、潰(つ)ゆ場(ば)、ツユバから転じたものではないかとエッセイの中で書いている。
 笈瀬川(中川)、江川、堀川が南北に流れる低地で、たびたび水害に見舞われたであろうから、そこから潰(つい)える場所、ツユバと呼ばれたのではないかというのがその根拠だ。
 確かにこれは的を射ているように思う。少なくとも雨露の露が語源ではないだろう。

 江戸時代の露橋村には、神明社とサグジノ社があったと『尾張志』に書かれている。
 サグジノは社宮司か、斎宮司と表記したのだろう。
 この神明社は山王の露橋神明社のことで、サグジノ社は、その露橋神明社の中にある西宮社のことだと思う。
 露橋町の津島社ならびに秋葉社についての情報はない。
 すぐ東隣に観音寺があるから、もしかするとこの寺にあった天王社と秋葉権現が明治に外に出されて津島社と秋葉社なったのかもしれない。

 それにしても、どうしてこんなお堂の中に閉じ込めるようなことになってしまったのだろう。雨風を防ぐというには少々頑丈すぎて、ちょっと息苦しいんじゃないかと思った。
 神様も風通しのよさが必要なんじゃないかと思うけどどうなんだろう。

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

露橋津島社はお堂の中

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