熱田社(島井町)

明治創建でももう老舗

島井町熱田社

読み方 あつた-しゃ(しまい-ちょう)
所在地 名古屋市中川区島井町1101番 地図
創建年 1874年(明治7年)
社格等 村社・十五等級
祭神 熱田皇大神(あつたすめおおかみ)
アクセス

・JR関西本線「春田駅」から徒歩約31分
・駐車場 なし

webサイト  
オススメ度

 神社がある島井町(しまいちょう)は、江戸時代は千音寺村だったところだ。
 しかし、江戸期の『尾張志』などに熱田社や大明神社といった神社は載っていない。
 それもそのはずで、この神社が建てられたのは明治7年(1874年)のことだ。
『愛知縣神社名鑑』にそのことが書かれている。
「明治7年3月20日、熱田神宮の御分霊を請け創祀する。同年10月1日、村社として公許せらる。昭和57年3月、宗教法人の承認を受けた」

 明治7年という年にこの地区でどうして神社を建てようということになったのかは分からない。このあたりの人口が増えて神社のひとつも必要だろうということになったのだろうか。
 それにしても、明治7年に建てた神社が3年後に村社に列格することがあるということにちょっと驚いた。そんなことがあるとは知らなかった。かなり珍しいケースだとは思う。
 神社と宗教法人と神社本庁と神社庁との関係は、ちょっと分かりづらい。宗教法人の神社は神社本庁に包括されているだけで、各県の神社庁との包括関係はない。
 どういうことかというと、名古屋の神社であれば愛知県神社庁に加盟していることが愛知県神社庁との包括関係を示すものではないということだ。
 実際には各都道府県の神社庁と神社との上下関係のようなものがあるものの、建前上というか法人格上でいうと宗教法人神社本庁の下に宗教法人神社庁と宗教法人神社が同格にあるということになっている。
 全国の神社の9割は法人格で運営しているそうなのだけど、逆に言えば1割は法人ではないということになる。
 法人格ではない神社は神社本庁との包括関係がないということだから、神社庁にも加盟できないのではないかと思う。
 名古屋市内にある神社の中で何割が愛知県神社庁に登録しているのか正確な割合は分からないのだけど、感覚的にいうと2割くらいは登録していないように思う。もしかするともっとかもしれない。どこまでを神社とするかという線引きも難しいのだけど。
 この島井町の熱田社の場合でいうと、昭和57年に宗教法人にして、なおかつ愛知県神社庁に加盟しているということになる。
 神社本庁(民間の宗教法人)が設立されたのは戦後の昭和20年(1945年)のことで、それまであった近代社格制度(県社や村社など)はそのとき廃止された。

 境内も社もこぢんまりしているとはいえ、一軒家くらいの敷地はある。
 本殿の左右にある小さな社は秋葉社と天王社だろうか。
 明治創建というと新しい気がするけど、創建からすでに150年近くになる。お店なら立派な老舗の域だ。
 地域の人たちが守り続けてきたんだろうなという気がした。

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

島井町熱田社は明治に建った新しくて古い神社

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