秋葉神社(前田西町)

神明造の白い秋葉社

前田西町秋葉神社

読み方 あきば-じんじゃ(まえだにしまち)
所在地 名古屋市中川区前田西町3丁目 地図
創建年 不明
旧社格・等級等 不明
祭神 不明(おそらく火之迦具土神)
アクセス 近鉄名古屋線「伏屋駅」から徒歩約20分
駐車場 なし
その他  
オススメ度

 前田西町にある秋葉神社。
 秋葉神社としては立派な規模で、一般的な小さめの神社と同等くらいだ。これくらいの神明社もある。
 もともと大きな規模で建てられた秋葉神社というのはおそらくそんなにはなかったと思う。村や集落単位の小さな祠が、後に鳥居や拝殿を持つ神社に発展していった例が多いのだろう。それは明治以降だったり、昭和の戦後だったりしたはずだ。
 前田西町の秋葉神社に関しては情報がほとんどなく、詳細を知ることはできない。神社本庁への登録もない。
 江戸期の書に秋葉が載っていることは稀なので、そこには期待できない。
 創建が江戸時代なのか明治以降なのかも分からない。
 鳥居や社殿は戦後のものだろう。秋葉社なのに神明鳥居と神明造というのは、神社建築の様式へのこだわりが弱くなった戦後のものである可能性が高い。
 拝殿、本殿、手水舎がコンクリート造の白塗りというのは、秋葉社では珍しい。

 ここはかつての助光村だったと考えていいだろうか。
 今昔マップの明治中頃(1888-1898年)を見ると、助光村の集落から南東に外れた小さな集落がここにあったのが分かる。助光村の出郷のようなところだったかもしれない。大正9年(1920年)の地図では脇新田とある。
 現住所の前田西町2・3丁目は昭和59年(1984年)に富田町大字助光の一部より成立した。
 助光村の由来についてはよく分かっておらず、津田正生は『尾張国地名考』の中で人名から出たものかもしれないと書いている。助光氏が由来というのはあり得ることだ。
 鎌倉時代初期から室町時代にかけて作られた伊勢の神宮領一覧の『神鳳鈔』に「尾張国前田」があり、それが助光村のあたりだとされる。
 ここは尾張前田の本家が拠点にしたところだった。前田西町1丁目にある前田速念寺(地図)は前田家の菩提寺だ。

 見た目が神明社みたいな秋葉社だということで記憶に残った。
 せっかく立派な秋葉社だから、もう少し分かることがあればよかったのだけど。

 

作成日 2017.11.3(最終更新日 2019.7.4)

ブログ記事(現身日和【うつせみびより】)

わりと大きめで白塗りの前田西町秋葉神社

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