庄内緑地の北の土手に3ヶ所ある小さな社のうちのひとつ。 星神社の近くにあるものを不明社1、東にあるものを不明社2、西にあるものを不明社3と仮にしておく。 どういう神を祀っているのかはまったく分からない。不明社1には観音堂があり、不明社3にも観音と地蔵を安置した堂がある。不明社2には堂はない。共通しているのは、3ヶ所とも社が二社並んでいるということだ。 西区は屋根神様が多いところで、まだけっこう残っているので、その名残かもしれない。秋葉社と天王社の可能性が高そうだけど、そう決めつける根拠は何もない。土手に祀っているということで、水難除けの水神という可能性もある。 星神社との関連も不明だ。地域の住人が守っているのかもしれない。 不明社3は東雲寺に近いのだけど、そこが管理しているかというとなんとも判断がつかない。 お堂にある石仏は、摩耗具合からしてわりと古そうだ。不明社1にある観音像と姿が似ている。片膝を立てた観音像で、二本の手には何も持っていないので如意輪観音ではないのだろう。 地蔵もかなり角が取れている。二体とも雨ざらしになっていた時期があっただろうか。
残念ながらこれ以上分かることはない。星神社の宮司さんか、近所の方に訊ねれば何か情報が得られるかもしれない。 上小田井以外にもこういった土手の社があれば、そちらとの関連も考えないといけない。
作成日 2018.3.29(最終更新日 2018.12.19)
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