トシガミ《年神》
トシガミ《年神》 |
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『古事記』表記 | 大年神 |
『日本書紀』表記 | なし |
別名 | 歳神 |
祭神名 | 大年神・他 |
系譜 | (父)須佐之男命 (母)神大市比売 (妃)香用比売、伊怒比売、天知迦流美豆比売 (子)御年神、大国御魂神、韓神、大山咋神、他 |
属性 | 来訪神、祖霊 |
後裔 | |
祀られている神社(全国) | 葛木御歳神社(奈良県御所市/web)、飛騨一宮水無神社(岐阜県高山市/web) |
祀られている神社(名古屋) | 斎穂社(守山区)、伊奴神社(西区) |
年神の他、大年神、歳神とも表記する。 『古事記』では須佐之男命(スサノオ)と神大市比売(カムオオイチヒメ)との間に生まれたのが大年神(オオトシ)としている。 また、オオトシ(大年神)と香用比売(カグヨヒメ)との間に御年神(ミトシ/オトシ)がいて、孫に若年神(ワカトシ)がいるのでややこしい。その他にも多くの神の父とされる。 『古事記』にあるのは系譜のみで、『日本書紀』には登場しないと思う(該当箇所を見つけられていないだけかもしれない)。 年末に大掃除をするのは、正月にこの年神さんを迎えるためだ。門松はトシガミのための目印で、鏡餅は供え物を意味する。年神は先祖霊とも考えられた。 来訪神というだけでなく恵方神ともされ、毎年変わる年神のいる方角を恵方とした。 他にも田の神や穀物の神とされることもある。 岐阜県高山市の飛騨一宮水無神社(web)祭神の水無大神 は、御歳大神など14柱の総称としている。 年神を祀る総本社は奈良県御所市の葛木御歳神社(web)とされる。 名古屋では守山区の斎穂社が大年神と御年神を祀っており、西区の伊奴神社では大年神が祭神に名を連ねる。 |