今日の1ページは中村区太閤の白山社。
神社の創建がどこまでさかのぼれるかにもよるのだけど、歴史を知るための手がかりとして江戸期の書は役に立つ。というか、事実上、それ以外に頼る手段がない。
神社に伝わる記録を一般人が目にする機会はほとんどなく、江戸期以前の古文書などといったものも一般的ではない。
頼みの綱の『愛知縣神社名鑑』も、それほど深く歴史を追究しているわけではないので、知りたいことのすべてを知れるわけではない。
名古屋は尾張藩が編さんした『尾張志』があるだけでも恵まれている方で、『寛文村々覚書』や『尾張徇行記』、『尾張名所図会』なども役に立つし、津田正生のような歴史家の存在も大きい。
そいった先達の調査・研究を経て、ネット時代となった今、ネット情報というのも重要な手がかりとなっている。すべて正しい情報だとはいえなくても、たくさんのヒントがそこにはある。それらの情報をアップしている人たちもまた、敬意を表すべき先達に違いない。
名古屋神社ガイドは神社研究のサイトではなく、まとめサイトのようなものだと思っている。この神社サイトが後に続く人たちの役に立つことを願っている。
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