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神社の多様性

 今日の1ページは中川区中須の齊宮社
 神社サイトを作る前は、この系統の神社がこんなにあることをまったく知らなかった。斎宮、社宮司、西宮、三狐、石神といった表記の神社群だ。
 民間信仰が発展して神社になった例もあっただろうし、神社と民間信仰が融合した例も少なくないのだろう。
 明治の神仏分離令がどの程度の厳しさだったのかは分からないけど、仏だけでなく修験も民間信仰もしぶとくしたたかに生き延びてきた。
 そういうものの一部が今は神社として伝わっていることもある。
 神社というと、上の方の人間が建てて庶民はありがたく拝むものというイメージがあるけど、様々な成立過程があって必ずしもそういうものばかりではない。村人発信のものもあった。もっと言えば、村人でさえない人たちの信仰が発展して神社になったこともあるんじゃないかと思う。
 民間信仰をひとまとめに捉えて分かった気になるのは危険で、その多様で複雑な真相を理解することは難しい。
 ただ、民間信仰の要素が強い神社が現在も残っていることを知っておくことは意味がある。
 このサイトのメッセージのひとつとして、神社の多様性といったものを挙げたい。

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