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名古屋の熊野信仰

 今日の1ページは中村区の熊野社
 昨日の若宮八幡社とセットで説明してもらわないと状況が分からないと思う。
 熊野社はなかなか立派な神社だ。押し出しが強いというか、堂々としている。こんな大きな熊野社は名古屋市内にはあまりないと思う。
 創建は江戸時代中期の1712年と、比較的新しい神社にもかかわらず、創建についてのいきさつがほとんど伝わっていない。創建者の顔が見えない。村の守り神とするには少々立派すぎるようにも思うのだけど。
 名古屋における熊野信仰とはどんなものだったのだろう。流行があったのかなかったのか。どうしてここまで熊野社が残っていないのか。
 緑区徳重の熊野社も大きな規模の神社のようだから、近いうちにそちらも回って、もう一度名古屋の熊野問題について考えたいと思う。

 中川区シリーズを始めようと思ったら、國玉神社でいきなりつまずいてしまった。やっかいな神社だ。津島神社との関係で考えるべきというのは分かるのだけど、本当に尾張大國魂神社からの勧請なのか、式内というのは違うんじゃないかなどと疑い出すと考えがまとまらない。
 このほか、赤星神社とか、中川区も手強そうな神社がけっこうある。どこの区も一筋縄ではいかない。

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