講社とは
今日の1ページは北区杉村の高光龍神。
高光龍神と一緒に祀られているらしい三輪明神との関係がよく分からないのだけど、三輪明神に関しては名古屋大神講社というところが関わっていたようだ。
講社の講は、同じ信仰を持つ人たちの集団のことをいう。
もともとは寺で仏典を購読する集団のことだったのが、仏典研究以外の信仰的な集まりのことも指すようになった。
御嶽講や富士講などはよく知られている。しかし、それだけではなく主だった神社や神、仏にそれぞれの講があり、その種類は多種多様で実態を把握するのが難しい。
民間信仰の月待講や庚申講などもそうだ。
大神神社を信仰する講社は当然あったわけで、名古屋にもそういう人たちがいたということだ。
ここらは杉村で、杉にまつわる蛇神を祀ったのが始まりという可能性もあるだろうか。
もしくは水に関する龍神か、あるいは雨乞いのために龍神を祀ったとも考えられる。
室内の様子を見ると日常的に活動されているようだから、機会があれば話を伺ってみたい。