二周目の直しは、緑区の玉根社、朝苧社、御嶽社(大高町元屋敷)、秋葉社(大高町東古根)、石神白龍大王社。
氷上姉子神社の複雑さと難しさは、関連社である玉根社、朝苧社にも出ていて、広くいえば石神白龍大王社も関連社ということになる。
火上山、斎山、姥山とは何なのかというところから紐解かないと、氷上姉子神社を理解できることはできない。
ミヤズヒメは実在したのか。本当に火上山に屋敷を構えていたのか。草薙剣や尾張氏との関係はどういうものだったのか。
解き明かすべき謎は多く、その奥は深い。熱田社と同じくらい難しいといっていい。
言い方を換えれば、氷上姉子神社を解き明かすことができれば、おのずと熱田社の姿も見えてくるような気もする。
コメント
コメント一覧 (2件)
単なる思い付きで恐縮ですが、タケイナダネとミヤズヒメが異母兄妹で、タケイナダネの母がマシキトベ、ミヤズヒメの母が火上老婆霊、という仮説はどうでしょうか。一夫多妻制の時代だと思うので可能性はあると思うのですが。
>のみぴょんさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
なるほど、のみぴょんさん、するどいですね。それはまったく思いつかなかったです。
確かに、ミヤズヒメの立ち位置って微妙なんですよね。
キーパーソンでありながら、尾張氏の系図には載っていないし、タケイナダネとの関係もはっきりしない。
ミヤズヒメの存在自体が曖昧で、火上山に館があったともいい、尾張国造だったともいい、祀る側であり祀られる側でもある。
ミヤズヒメがマシキトベの娘ではないというのはその通りかもしれない。二人の関係性を示すものが何もないですもんね。
ただ、そうなると姥神で祀られているミヤズヒメの母がどういう存在だったのかも気になるところです。
火高火上の地主神ということは、やはりオトヨの本拠は火高火上ではなかったということにもなりそうで。
このへんの話は複雑でなかなか難しいところですね。