少ないながら平景清を祀る神社がある

 神様事典【名古屋編】の追加。平景清

 あらためて平景清のことを調べてみると、思った以上に情報が少ないことに気づく。『平家物語』の話にしても史実かどうか分からないし、頼朝暗殺を企てていたというのも信じられない。
 壇ノ浦の戦いが終わってから死んだとされる1195年までの10年余りの間、どこでどうやって過ごしていたのだろう。実際に熱田にやって来ていたなんてこともあったのだろうか。
 景清物によって作られたイメージも、私からするとなんだかピンと来ない。平景清といえばビッグネームのひとりではあるけど、そこまでの大物感はないようにも思う。どうにもつかみ所がない感じだ。
 これほどよく知られた人物にもかかわらず、祭神として祀っている神社はごく少ない。調べた限りでは、宮崎県の生目神社と鹿児島県の湯之尾神社しか見つけられなかった。それだけということはないだろうけど、名古屋の景清社はかなりレアと言える。それだけに熱田の伝承はまったくの作り話とも思えない。
 機会があれば屋敷跡とされているところも訪ねてみたい。

 安徳天皇、平景清と、平家側から源平合戦を見てきたから、源氏側からも見直してみたいという気持ちがある。ただ、頼朝も義経も木曾義仲も、神社関係でいうと名古屋にはゆかりがない。頼朝を祭神とする白旗神社も名古屋にはない。源平合戦に源氏側で参加した主要人物で名古屋の神社にゆかりのある人物はいるのだろうか。ちょっと分からないのでいったん保留とする。
 次は人間編では豊臣秀吉まで飛んでしまうのか。その流れでいくと、徳川家康から尾張徳川家につながっていく。そこまで一気に終わらせてしまってもいい。