無料テーマのままにするか、有料テーマにするか、それが問題だ。
このサイトを作ったのが2017年2月だから、すでに7年が経過した。
その間、何度も有料テーマにすることを検討しながら踏ん切りが付かず、先送りに次ぐ先送りでここまで来た。
そして、とうとうというか、ようやく、おととい(3月4日)、有料テーマの「SWELL」(公式サイト)の購入に至った。
迷いに迷ってここまで長くかかってしまった。
ワードプレスをやっていない人に”テーマ”とは何かを説明するのは案外難しい。
テーマ? 課題? とか思うかもしれない。
デザインといえばデザインだし、プログラムといえばプログラムなんだけど、一昔前でいうホームページビルダーのようなものといえばなんとなく伝わるだろうか。
ワードプレスでブログやwebサイトを作るためのものだ。無料ブログでいうところの”テンプレート”に近い。
テーマには無料のものと有料のものがある。
ワードプレスの公式が何種類も無料テーマを用意してくれているし、個人や企業でもたくさんテーマが作られていて誰でも自由に使うことができる。
だったらなんで有料のものが必要なのか、という話だ。
ホントにこれも、いらないといえばいらないし、いるといえばいるもので、必要不可欠という人もいるし、そんなものまったく必要ないという人もいる。
しかもこれが高い!
私が買ったSWELLは1万7.600円もする。
高っ! と思う。
有料テーマを買うかやめるか悩む一番の理由はこの値段にある。
買ってみるまでは本当にそんな価値があるのだろうかと疑問に思う。
名古屋神社ガイドで最初に使っていたテーマは「Graphy」(公式サイト)の無料版だった(有料版は4,800円)。
シンプルでわりと気に入ったのだけど、なんとなく物足りなくなって、次に選んだのは「Luxeritas(ルクセリタス)」(公式サイト)だった。それが2020年の1月なので、4年間使っていたことになる。
その間、デザイン的にはほとんど代わり映えすることなく、ひたすら内容の完成を目指した。
いよいよ有料テーマの導入を考えたのは、神様事典の二周目が終わって一応の区切りがついたことが大きい。
神社コラムを始めて、市外編もこれからというところで、もう少しだけサイトのデザインを何とかしたいという気持ちがあった。
有料テーマにしようと思う理由は人それぞれだけど、共通するのはデザイン性の高さ、CSSの知識がなくてもカスタマイズが簡単なこと、SEO対策が万全でアクセス数アップが見込めること、広告収入の増加といったあたりが挙げられると思う。
ただ、勘違いしてはいけないのは、有料テーマに変えただけでサイトやサイト内のページがいきなり検索上位になるといったことはあり得ないということだ。そんな夢のような話があるわけがない。
とはいえ、検索上位のサイトはほぼ例外なく有料テーマを使っているという事実もあって、無料テーマでは対等には戦えないということはいえると思う。
プロの演奏者がプロ用の楽器を使っているのにアマチュアの自分が入門用の楽器を使って同じように演奏できるはずもないのと同じようなことだ。
個人的なことをいえば、散々悩んで有料テーマにしたのは、悩むことに疲れちゃったからだ。
誰かがどこかで書いていたけど、有料テーマにするかどうかという悩みは有料テーマを買うまで解決しないという言葉も背中を押した。
確かにその通りだ。買ってしまえば悩みから解き放たれる。
有料テーマ導入を本格的に検討したとき、最初の候補だったのはAFFINGER6(公式サイト)だった。価格は1万4,800円。
SWELLは高いという理由で最初は検討から外していた。
他の候補としては、SANGO (1万4,800円)(公式サイト)、JIN(1万4,800円)(公式サイト)、THE THOR(1万6,280円)(公式サイト)あたりが挙がっていた。
最終的にAFFINGER6ではなくSWELLに決めたのは、SWELLのデザイン思想の方が好みだったからというのが大きかった。AFFINGER6のデザインは今一つピンとこなかった。
差額の2,800円は小さくないのだけど、AFFINGER6にしたらSWELLのことが気になる気がしたので、思い切ってSWELLにしておいた。SWELLにしたらAFFINGER6のことはもう気にならない。
SWELLの優れた点はたくさんある(らしい)。
でも、まだ3日しか触ってないのでよく分かっていない。
ブロックエディタ完全対応も一つの売りなのだけど、これまでずっとクラシックエディタで作って(書いて)きたので正直最初はすごく戸惑った。
普通にテキストを書きたいんだけど、どうしたらいいの? みたいな。
ボックスにしたり、リンクボタンを作ったりというのは確かに簡単だ。CSSやHTMLの知識はいらない。
使いこなせるようになればいろいろなデザインができることもなんとなく分かる。
でも、初心者が導入した当日から思い通りのサイトを作れるかといえばそれは無理だ。そんなに簡単じゃない。
これはもう作りながら慣れていくしかない。
導入してすぐに分かったメリットは、とにかく表示速度が速いことだ。有料テーマの中でも最速の部類だそうだから、これはすぐに実感する(ルクセリタスははっきり言って反応速度が鈍かったので余計に感じた)。
とろいサイトは離脱率が高くなるから、そういう部分もサイトの評価に影響する。
SWELL導入から3日で、なんとか移行作業は完了した。
デザインは大きくは変わっていないけど、小さくは変わった。多少なりとも洗練されたと思うけどどうだろう。
(おかしな点や見づらいところなどあればお知らせください)
テーマの移行は正直、疲れる。しんどい。やらないといけないことが多い。
広告を貼るのってどうするんだっけ? とか、アナリティクスとコンソールはどうやるんだったかとか、忘れていることが多くてネット検索ばかりしていた。こんな面倒な作業はなるべくやりたくない。
SWELLを超えるテーマは今後もそうは出てこないだろうから、有料テーマはこれが最初で最後のつもりでいる。
SWELLを買って後悔してませんか? と訊かれたら、んー、まあね、とちょっとだけ口ごもるかもしれない。
1万7,600円の価値があるのかなという思いがまだ少し残っている。
借金してでも買えとは言えなくて、お金に余裕のあるときに買うといいんじゃないかなと消極的なオススメならできる。
値段を度外視すれば、現状、SWELLを買っておけば間違いはない。他の有料テーマからSWELLに乗り換えている人も多いようだ(その逆はあまり聞かない)。
広告収入が上がるかどうかは2、3ヶ月様子を見ないとなんともいえない。
SWELL購入者限定でSWELLのアフィリエイトもあるから、それをいくつか売れば元は取れる(これもそう簡単ではないと思うけど)。
迷っている人にもう一度言おう。有料テーマの悩みは有料テーマを買うまで消えないですよと。
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