香川県の金刀比羅宮(web)が神社本庁(web)から離脱するというニュースが流れた。
関係者にとってけっこうな衝撃のようだけど、神社本庁離脱の流れはもう何年も前から始まっていることで、それほど驚くことでもない。そろそろ限界も近いのかもしれない。
私のような無関係な一般人にまで問題ありという話が漏れ聞こえてくるくらいだから、内部は相当腐敗しているようだ。
熱田神宮(web)の前宮司がやめたのも、神社本庁と揉めたことが原因だった。
熱田神宮までも神社本庁から離脱となれば、これはさすがに激震ということになる。明治神宮(web)も離脱しているくらいだから(2004年に離脱して2010年に復帰)、熱田神宮もありえない話ではない。
出雲大社(web)だってそうだ。
神社本庁成立の過程については、神社検定壱級の試験範囲にあったのである程度勉強した。戦後のGHQの神道指令以降、いろいろなことがあって、設立には苦労もしているし、無理もあった。
時代は平成から令和になって、今の体制ではやっていけなくなっているのかもしれない。コロナ騒動も少なからず影響している。
神社本庁の傘下に入っていないと正式な神社ではないみたいなふうに思っている人がいるけど、それは勘違いだ。別に神社本庁に登録しなくても神社はやっていけるしモグリというわけでもない。
神社本庁に所属している神社は全国に8万社ほどといわれているけど、名古屋市の場合でいうと、半分くらいは神社本庁に属していない。他の地区もそうだとすると、全国に神社は15万社以上あることになる。小さな社を入れたらそれ以上だ。
あと、地方の神社庁は神社本庁の子分でもない。そのあたりのことを書くと長くなるので、いずれ神社コラムにまとめたいと思っている。
なにはともあれ、金刀比羅宮、がんばれと応援したい。
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