最後は人に訊け

　今日の1ページは中川区の八神神社。
　八神といえば八神純子。「みずいろの雨」のヒットで知られるシンガーソングライター、といっても今の若手は知らないか。八神製作所創業家のお嬢様で名古屋市千種区出身だ。
　その八神家と八神神社は関係がない。と思う。
　天皇の守護をする八柱の神の場合は、「はっしん」と読む。
　神産日神（かみむすひのかみ）、高御産日神（たかみむすひのかみ）、玉積産日神（たまつめむすひのかみ）、生産日神（いくむすひのかみ）、足産日神（たるむすひのかみ）、大宮売神（おおみやのめのかみ）、御食津神（みけつかみ）、事代主神（ことしろぬしのかみ）を宮中に祀っている。
　中川区八神の八神神社はどんな神を祀る神社なのだろう。結局、これといった手がかりが得られず、分からずじまいだった。

　情報が少ない神社を分からないなりに紹介して載せることもそれなりの意味があるのだろうけど、それにしても神社名や祭神すら分からないというのはいただけない。
　そういう神社はたいてい、宮司さんが兼務している無人神社なのだけど、宮司さんに直接電話して訊いてもいいものなんだろうか。
　現地に足を運んで、書物で調べたりネット検索するだけでは限界がある。やはり最後は人に訊ねて教えてもらうしかない。
　ただ、それは最終手段だとも思っていて、最初から話を聞いて、ああ、そうなんだと、そのまま鵜呑みにして書いてしまうのは危うい気がする。教えてもらったことがそのまま真実とは限らないからだ。
　まずは自分で調べられるだけ調べて、自分の頭で考えたり、推測をしたりして、その上で人に訊ねるという順序の方が客観的な事実にたどり着けるように思う。
　このサイトがもっと有名になれば、向こうから教えていただけるということもあるかもしれない。実はそれにちょっと期待している。