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護國神社というもの

 今日の1ページは中区の愛知縣護國神社
 この神社は特殊な位置づけの神社なので、どう書いたらいいだろうと思って後回しになっていた。そろそろ書いておかないといけないと思って書いたのだけど、たまたま建国記念の日に近いということでちょうどいいタイミングだったかもしれない。
 護國神社の英霊というとどうしても第二次大戦の戦死者を思い浮かべがちなのだけど、そもそもは戊辰戦争の戦死者を祀ったのが始まりと思えば、その思い込みは正しくないといえる。靖国神社も本来はそうだった。
 何故、我々は戦没者を祀ることに対してナーバスになってしまうのか。戦争を賛美するとか、戦死者を英雄視するとかではなく、好きで戦争に行ったわけでもない人が亡くなればそれを悼むのは普通のことなのに。そんなに難しく考えることはないし、問題を複雑化する必要もない。
 ただ、ここで結婚式を挙げるかなぁというのはある。
 明治神宮もいい神社だけど、あそこに初詣に行くのはどうなんだろうというのもある。

 神社といっても、その成り立ちやありようはそれぞれで、実に幅広いものだとあらためて思う。式内の官社から道ばたの祠まで、それらが同じ神社という範疇に入るのだから、日本という国は本当に面白いところだ。
 少し残念なのは、平成に入って新しい神社がほとんど建たないことだ。その時代に合わせた神祀りというのはあっていいし、神社も新規に建てていっていいと思うのだけど。
 この先のどこかの時代で神社創建ブームというのが来ないだろうか。何かのきっかけと必然的な理由が生まれれば来るかもしれない。
 ブームが来ないなら自分で建ててしまうという手もある。
 21世紀らしい新しい神社のスタイルとはどんなものなのか、ちょっと考えてみることにしよう。

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