今日の1ページは西区山木の秋葉神社。
集落に神社あり、街道に神社あり、宿場に神社あり。つまりは人の集まるところに神社はある。なんかちょっと猫みたいだ。この秋葉神社にも猫がいた。
野良猫にとっても神社というのは安心して過ごせる場所として価値がある。
猫のいる神社はいい神社という法則は、たぶん間違っていない。猫は人以上に悪い気のところにはいないはずで、人間以上に目に見えないものを感じているはずだから、猫がいればその神社は悪い気が満ちていないということになりそうだ。
人も猫も寄りつかないような神社は寂しい。
いつ頃から日本に猫がいたかはよく分かっていないのだけど、弥生時代の遺跡から猫の遺骨が出土した例もあるから、かなり古くからいたかもしれない。
記録では平安時代中期の889年に宇多天皇が黒猫を飼っていたというのが出てくる。
奈良時代に中国から持ち込まれたものが定着したという説もあるのだけど、それだけでもなさそうだ。
平安時代の和歌や物語によく出てくるくらいだから、その頃には人に近しい存在になっていたのだろう。
そう考えると、古くから神社に猫はいたんじゃないかと思う。猫も代々血縁というのがあって今に命がつながっているわけで、1000年前神社にいた猫の子孫が今も同じ神社にいるなんてことがあるかもしれない。そんな想像をすると、ちょっと嬉しいような気持ちになる。
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