今日の1ページは緑区大高町小坂の若宮稲荷。
ディープなスモール稲荷ワールド。
これの御嶽版もある。
神道に修験や民間信仰が絡むと、良くも悪くも深みを増すことになり、歪んでしまったりすることがある。
明治政府が神仏分離を進めたのは理解できなくはなくて、江戸時代までにあまりにもごった煮状態になって収拾がつかなくなっていたのだろう。
神仏習合を日本人の信仰の本質だという考え方があるけど、私は必ずしもそうだとは思っていない。神道と仏教がそれぞれ独立して共存すればいいだけで、何も混じり合う必要はない。キリスト教や他の宗教も日本人は受け入れているし、それらを混ぜる必要はないのと同じだ。
八百万の神で何でもありでいいじゃないかといえばそうなのだけど、それでもやはり節度みたいなものは必要だ。民間信仰も新興宗教もなんでもありとなってしまうと、あまりにもとりとめがない。
いずれにしても、神社と名の付くところがすべて清浄で良い場所とは限らないということは知っておいた方がよさそうだ。
触らぬ神に祟りなしという言葉はその通りで、下手に触るとよくない。600社以上も回っている私は触りすぎて相当危ういかもしれない。
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