神社と自転車

 今日の1ページは名東区の猪子石神社・大石神社
 近所の神社は土地勘があるから、地理的な部分も絡めて紹介することができる。これがまったく土地勘のない神社の場合、話が膨らまずに表面的な紹介で終わってしまう可能性がある。まだ行っていないエリアの神社がそうなりそうだ。
 名古屋市内も狭いようで広い。少なくとも自転車で隅々まで楽々回れるほど狭くはない。私の体力的な問題があるにしても(往復で40kmが限界)。
 名古屋市というのは、まったくといっていいほどレンタサイクルのないレンタサイクル不毛地帯で、駅前で自転車を借りたいと思ってもやっているところがほぼない。栄などで一時、社会実験としてやっていたのだけど、あれはその後どうだったのだろう。自転車好きの河村市長にはぜひレンタサイクル拡張をお願いしたいところだ。
 まあそれはともかくとして、自転車で神社をめぐる利点というのが確かにあって、それは周辺の土地の様子を実感できるということだ。車で直接乗り付けてしまうとそれが分からない。自転車は歩きほどではないにしても、地理的な条件というのが分かる。特に自転車乗りは高低差には敏感なので、坂のあるなしというのは印象に残る。
 神社はどういう場所に建てられたかというのも重要なポイントのひとつだ。遷座させたなら、どうしてその場所だったのかを考えに入れる必要がある。
 10年早くこのサイトを作り始めていたら今よりもっと遠くまで自転車で行けたのにと思うけど、10年前は今ほど神社に対する興味も知識もなかったから、たぶん作れなかった。10年後にはもっと知識が増えているだろうけど、体力ががた落ちになっていて今ほどあちこち巡れないだろう。そう考えると、神社サイトを作るのは今このタイミングしかなかったようにも思う。