中村区の個性

 今日の1ページは中村区の水野社
 全国的に見ても祓戸大神を主祭神として祀る神社は少ないのに、名古屋市内となるとここが唯一じゃないかと思う。ひょっとすると他にもあるのだろうか。
 若宮八幡社の末社だったという話も気になる。若宮八幡社も実は謎な神社でよく分からないところがある。あれだけの古い神社なのに式内社じゃないことや、熱田神宮との関係が表面上はまったくないというのもどうなんだと思う。
 水野社の創建は700年以前という伝承がありつつも、神社の由緒書きには創建は百余年前と書いてある。それはさすがに控えめすぎるんじゃないか。100年ちょっと前といったら明治時代だ。明治期に祓戸大神を祀る神社を創建するとは考えられない。
 御利益は何故か商売繁盛となっている。
 いろいろと不思議な神社だ。

 中村区は意外に神社が多い。
 名古屋駅が開業したのは明治19年(1886年)で、現在の笹島交差点があるあたりだった。
 今の場所に移ったのは昭和12年(1937年)のことで、このあたりは湿地帯で何もないような土地だったという。
 名古屋駅周辺は新しい街というイメージが強いのだけど、駅裏の方が早くから開けていたようだ。古東海道の存在も小さくなかっただろう。
 中村区はなかなか個性的な神社が多いようなので、まだ行っていない神社をめぐるのも楽しみだ。
 名古屋の街は個性がないと言われがちだけど、神社でいうと、やっぱり区ごとに特徴があって、区としての個性もある。
 神社の歴史を辿っていく過程で、名古屋の土地のことも少しずつ分かってきた。そのあたりのこともできるだけ書いていきたいと思っている。

 



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