空気は人間が作るもの

 今日の1ページは中村区の春日神社(新富町)
 言ってはなんだけど、神社としてはそれほど見応えのあるところではない。ただ、ここは木々を育む境内の空気がいい。森の中で呼吸をしているような心地よさがある。
 そこそこ交通量のある道路に面していて、横は広場のようになっているのに、鳥居から本社まで続く幅のない参道の空気だけが違っている。
 それは稀有なことと言っていいのではないか。
 どの土地も、だいたい同じ歳月を積み重ねているわけだけど、ある特定の部分だけが特別な空気になることがある。
 神社の場合、それはたぶん、神が作り出したというよりも、長い歳月の中で人が作り上げたものなのだと思う。教会の聖堂なんかに行くとそのことがよく分かる。
 もちろん、すべての神社や教会がそうというわけではないのだけれど。
 神社の名前や祀られている神が何かなんてそんなに重要じゃないじゃないかと思えることがある。この春日神社はそういう神社のひとつだと感じた。



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