龍神も大切
今日の1ページは中村区の夜叉龍神社。
夜叉というと怖い女というイメージが強いけど、夜叉龍は心優しい娘だったとは。
映画『夜叉』は高倉健さんよりもビートたけしの方が印象に残っていて、映画の内容はまったく覚えていない。
揖斐川町の夜叉龍神社の他にも、岐阜県神戸町に元宮というべき本宮夜叉龍神社があり、お話に出てくる安八太夫安次の子孫のお宅に夜叉堂があるそうだ。
福井県南越前町にも同名の神社があるらしいのだけど、関係はよく分からない。
龍神関係の神社は、境内社としてはけっこうあるのだけど、これまでそれほど意識してこなかった。たくさん神社を巡っていると、多くのところで出会うことになり、少しずつ意識するようになってきた。
龍とはつまり蛇のことだろうなどと安易に片づけてはいけない。
水は人々に恵みを与える一方、人の命を奪うこともある。その水を司るという龍神が人々にとって軽い存在であったはずもない。だからこそ境内社としてでもこれほど多く残されたのだろう。
神社庁に登録されていない小さな龍神社がけっこうありそうだから、できるだけ見つけて収録していきたい。