時代と共に移り変わっていくこと
今日の1ページは中川区の長須賀八幡社。
名古屋南西部にはユニークな神社が多いけど、その中でもユニークさでは群を抜いているかもしれない。かなり忘れがたい印象を残した。
神社には当然、伝統のスタイルというものがあるわけだけど、そこにこだわらず、時代と共に移り変わっていっていいのだと思う。現在のスタイルが辿り着いたスタイルで、それがきっと正解なのだ。いつまでも尾張造こそが正統だなんて言ってもどうしようもない。鳥居だって好きなスタイルでかまわないではないか。
逆に言えば、21世紀の現在、21世紀らしいデザインの神社がないのは寂しい。伝統に引きずられて、古いスタイルを模した鉄筋コンクリート造の社殿は面白みに欠ける。思い切ってガラス張りでもいいくらいだ。
人と神社との関わり方も時代の変遷と共に変化していく。どこの時点が正解でどこの時点が不正解といったことはない。
現在の神社が昔の神社より悪くなかったとも思わない。
伝統を守っていく努力は貴いものだけど、それがすべてでもないだろう。
変わってゆくことを嘆くまい。