神社を知ることは簡単じゃない

 今日の1ページは北区福徳町の八龍社
 水を司る神というと、高龗神・ 闇龗神の龗神と、罔象女神ということになるだろう。どちらも難しい漢字を使っていて読み方も難しい。一般的にはあまり馴染みがない。
 火の神といえばカグツチだけど、水の神といえばと訊かれて即答できる人は少ないかもしれない。
 どちらかというと雨乞いのイメージが強いのだけど、水をコントロールするという意味では水の神=水害除けでもいいのか。
 社名が八龍というからには八龍神のようにも思えるのだけど、江戸時代の人たちはどういう認識だったのだろう。
 創建年がどこまでさかのぼるかも気になるところだ。遅くとも戦国時代にはあったと考えてよさそうで、もっと古い可能性もある。

 土地の歴史を知ることはやはり大事で、矢田川の付け替え工事が行われたことを知らなければ、この神社がどうしてこんな高台にあるのかその理由が分からないことになる。
 当然ながら神社が建てられるのは選ばれた場所で、それには意味がある。
 どんな神を祀るかも大事なのだけど、どこに祀るかもそれと同じくらい重要で、だからこそどこに建てられたのか、移されたことがあるのかないのかを知る必要がある。創建年代も重要な鍵を握っている。創建者も。
 神社を知るということは難しく、歴史的事実がすべてではない。多く人が関わっている以上、そこにはそれぞれの思惑があり、感情があり、ときにはいさかいもある。
 戦争や天災などの事情があり、時代の移り変わりがある。
 今もまだそこに建っていることだけで充分ではないかという考え方もあるのだけど、もう少しあがいてなんとか少しでも神社を理解できるようになりたいという気持ちを持っている。

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