なくした神社は戻らない
今日の1ページは北区如意の堀田天神。
町中に埋もれるようにひっそりとある神社を、残念と思うか、よく残ったと思うかで、見え方も違ってくる。
あまりお世話をされている様子もなく朽ちかけているような道ばたの社もあるけど、それでも生き延びただけでもよかったとすべきなのだろう。消えていった多くの神社を思えば、生き残ることは簡単ではなかったはずだ。
それでも、ぽつりぽつりと、神社は確実に消えていく。増えることはまずない。
ネットや地図で見つけた神社に出向いていったとき、あるべきはずの場所に神社がないという経験はこれまで何度もしている。そんなときは愕然とした気持ちになる。この先もそんな経験を少なからずすることになるのだろう。
これ以上増えないなら今あるものを守っていくしかない。私などは自分が守る立場にないから無責任な物言いになってしまうのだけど、なんとか地域の人たちに頑張っていただいて、どうにか次の世代につないでいってほしいと願う。