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なんとなくの引っかかり

 今日の1ページは港区八百島の稲荷社
 集落の氏神として稲荷社を祀るのはあることだけど、八百島の場合はそうでなかった可能性も考えられる。
『尾張志』の東福田新田に稲荷社が載っていないこともそうだけど、祭神がウケモチ(保食神)になっていることも引っかかる。そして何より神社の持つ空気感がおよそ稲荷社らしくない。
 明治以降は稲荷社だっただろうから、稲荷社暦はもう150年にもなるので充分稲荷社なんだろうけど、いまだ稲荷社であることがどこかしっくりきていないような感じもする。
 こういったちょっと引っかかりや違和感というのを大切にしたいと思っていて、そこを流してしまうと真相にたどり着けないままで終わってしまう気がする。
 最初から最後までうちは稲荷社だと、八百島の稲荷社は私に訴えているかもしれないけど。

 今日で港区を回り終えた。小さな社などの見落としがあるかもしれないけど、主要なところはすべて回ったと思う。仮遷座中だった九番町の素盞嗚神社も再訪して、新しくなった社を拝んできた。
 このまま港区を続けて最後まで終わらせてしまいたい。8月いっぱいでやれると思う。
 メインどころでまだ回っていないのは緑区だけとなった。緑区はまだ半分以上残している。それが終わればいよいよゴールは見えてくる。夏が行くまでに終えることができるだろうか。

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