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『知られざる弥生ライフ』

 神様事典(名古屋編)の追記。一神様。
 今日はこれだけ。

 誉田亜紀子『知られざる弥生ライフ』はわりといい。
 まだ古い常識にとらわれている部分もあるのだけど(発売は2017年)、最近の研究結果も踏まえつつ、イラストをふんだんに盛り込んで子供から大人まで楽しめる分かりやすい内容になっている。
 専門家が書いた専門書ももちろん勉強になるのだけど、こういった初心者向けの本もたまに読むとためになる。基本に返るというか初心に戻ることができる。
 旧石器時代から現代まで、我々は途切れることなく一本の線でつながっている。何々時代というのは便宜的な区分でしかなく、本来はどこにも区切りなどない。元号が変わったからといって何かが突然変わるわけでもない。縄文から弥生の変化もそういうものだ。渡来人が稲作を持ち込んで劇的に暮らしが変わったわけでもない。
 過去を知ることは今を知ることにつながる。過去を知らなければ未来の方向性も見えない。

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