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何度でもいうけど『古事記』と『日本書紀』ははっきり区別すべき

 神様事典【名古屋編】の二周目の直し。次は天宇受売命。
 これも完全に書き直しなので、最初からまとめ直している。あらためて『古事記』、『日本書紀』から拾い出していると、おかしなことに気づく。
 ある神様を説明する時、『古事記』と『日本書紀』をジグザグにつないで一本の線にすることがよくあるけど、あればよくないと思う。分かりやすく説明するためなだとしても、そんなふうに切り貼りした説明が独り歩きしてしまっていることが多すぎる。
『古事記』と『日本書紀』とでは同じ神様についての記述がずいぶん違っているし、『日本書紀』でも本文と一書の内容がまったく違っている。それらをごちゃまぜにするのははっきり間違った態度だ。
『古事記』と『日本書紀』を読み比べて細かく比較するなどということは普通やらないことだけど、このサイトの神様事典はそのあたりのことを明確に区別することを目指している。何故そういう記述になったのかを考えることは決して無駄ではない。
 天宇受売命についても、『古事記』と『日本書紀』ではそのキャラクター設定が違っているし、猿田彦との関係性さえも違うものとして書かれている。ハダカ踊りをしたというイメージが強いだろうけど、必ずしもそうではない。
 そのあたりも本編でまとめたい。

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