神様事典【名古屋編】の建稲種命を全面的に書き直した。
これまで尾張にとってなんとなく重要な人物といった程度の認識だったのだけど、今回あらためてその重要度を再認識することになった。日本武尊よりもずっと重要だ。
今回は「さるかに合戦」のことを書いたけど、昔話として伝わっているものは、実際に起きた出来事が元になっているはずで、そこには二重、三重の意味やメッセージが込められている。
公には語れなかったことをどうにかして後世に伝えたいという切なる願いもある。
自分勝手に読み解こうとするとあさっての方向に行ってしまいがちだけど、皆が好き勝手に解釈している説の中には真相にかすっているものもある。ただ、核心部分は教えてもらわないと分からないとは思う。聞いても理解できないこともある。
そもそも、『古事記』、『日本書紀』も昔話のたぐいなので、内容をそのまま真実として受け取るのは間違いだ。
だから『古事記』、『日本書紀』は面白いといういい方もできるのだけど。
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