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諏訪に触らぬ

 神様事典【名古屋編】建御名方神を全面的に書き直した。
 もっと時間がかかると思っていたらそうでもなかったのは、やっかいな諏訪信仰を避けたからだ。
 天白信仰には触れさえしなかった。
 そこを抜きにしてしまえば、あとは『古事記』とその他少しだけなので、それほど大変でもない。
 ただ、実体については完全には掴み切れていなくて、その実像は多重露光のようにズレながら重なっている。
 タケミナカタというと、多くの人はミナカタを名前と思っているかもしれないけど、本編にも書いたようにそこは名前の部分ではない。それに続くのが個人名だから、ミナカタさんと思っていると影を掴むような話になる。
『古事記』が植え付けた敗軍の将というイメージもミスリードで、そんな単純なことでもない。
 いずれにしても諏訪は私にとって鬼門のような存在で、触らぬ神に祟りなしだと思っている。

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