神様事典【名古屋編】の仲哀天皇を全面的に書き直した。
歴史好きな人でも仲哀天皇について気にしているという人は少ないと思うけど、今回あらためて書くに当たって調べたり考えたりしたら、なかなかの重要人物だということに気づいた。
何かをしたというよりも立場上、重要だったということだ。
簒奪(さんだつ)という言葉は当たらないかもしれないけど、ここで大きく方向転換したターニングポイントだったと思うし、その犠牲になったのが仲哀天皇こと帯中日子だったのではないだろうか。
『古事記』、『日本書紀』の内容がそのまま事実だとは思っていないけど、この後しばらく異系統が続いて、ようやく本筋に戻るのが第26代継体天皇のところだ。
継体天皇は応神天皇の五世孫と記紀はいっていて、その出自をぼかしているけど、本当はちゃんとした本家筋の人間に違いない。
それはともかく、これまでノーマークだった仲哀天皇の存在を見直すきっかけになった今回の書き直しは大きな収穫となった。
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