今日の1ページは緑区篭山の籠山神社。
なんとなく違和感があって、その正体をずっと考えていてひとつ分かったのは、ここは山神社らしくないということだ。
山神社にはある種共通した空気感のようなものがあって、それが私は好きなのだけど、ここではそういう空気が感じられなかった。山の神というよりも人間臭さが前面に出ているような気がした。現在のような体裁が整ったのが昭和50年以降で新しいということだけではない。
このあたりに移り住んだ村人が山の神として石神を祀ったというのはおそらく本当なのだろうけど、それがあらぬ方向に向かってしまったというのか、神様側の思惑と人間側の思惑が合致していないというのか、何かがずれているような感覚を覚えた。上手く鎮まっていないといえばいいだろうか。
私に何かを感じる特別な能力があるわけではなく、たくさん神社を巡ってきた普通の人間の感覚としてそんなようなことを感じたということだ。まったくの的外れかもしれない。
緑区もそろそろ終わりが近づいてきた。
全体で見れば小さなところをこぼしているのだけど、緑区の熊野社を終えたら主なところは全部収録したといっていいんじゃないかと思う。
オススメ神社50選は60選にする予定だ。そこには緑区の神社が何社か入ってくる。
神社コラムの第一回の下書きも始めている。名古屋市の神社の特徴や総括も書きたいと思っている。
まだまだやることはたくさんある。
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