今日の1ページは中村区の夜叉龍神社。
夜叉というと怖い女というイメージが強いけど、夜叉龍は心優しい娘だったとは。
映画『夜叉』は高倉健さんよりもビートたけしの方が印象に残っていて、映画の内容はまったく覚えていない。
揖斐川町の夜叉龍神社の他にも、岐阜県神戸町に元宮というべき本宮夜叉龍神社があり、お話に出てくる安八太夫安次の子孫のお宅に夜叉堂があるそうだ。
福井県南越前町にも同名の神社があるらしいのだけど、関係はよく分からない。
龍神関係の神社は、境内社としてはけっこうあるのだけど、これまでそれほど意識してこなかった。たくさん神社を巡っていると、多くのところで出会うことになり、少しずつ意識するようになってきた。
龍とはつまり蛇のことだろうなどと安易に片づけてはいけない。
水は人々に恵みを与える一方、人の命を奪うこともある。その水を司るという龍神が人々にとって軽い存在であったはずもない。だからこそ境内社としてでもこれほど多く残されたのだろう。
神社庁に登録されていない小さな龍神社がけっこうありそうだから、できるだけ見つけて収録していきたい。
コメント
コメント一覧 (2件)
本日、夜叉龍神社にいってまいりました。
岐阜市 鶉が発祥の御嶽講 照王講の講祖 明照霊神(大嶋明照)の系譜を引く神社とおもわれる
大嶋明照は夜叉ヶ池にて夜叉龍神と対決の修行を重ねて先達となり照王講を開く
ちなみに対決した龍神は池に元々棲む男の龍神。信仰の対象も夜叉姫ではなく男龍神
初代 明照の弟子たちは御嶽山神々とともに夜叉龍神を信仰していた。
6月6日が大祭とあったので一度いってみます
>青木さん
こんにちは。
岐阜市鶉の照王講というのがあるんですね。教えていただかなければ知り得ないことでした。
どうもありがとうございます。
大嶋明照は、ネット調べ程度では何もヒットせず分かりませんでした。
御嶽信仰とは最初からつながっていたということで、別々のものがあの場所であわさったということではなかったのですね。
教えていただいた情報を本編に追記させていただきます。
愛知県の御嶽講というと、心願講が知られてますが(長久手の岩作や日進市の岩崎も行きました)、他の講関連の神社もあるかもしれません。
参拝したらまたサイトに載せたいと思います。